できることが増えていく喜び
しばらくすると、家の中では松葉杖を使わないで過ごせるように。
転んだりする心配がないならいいとのことだったので、ゆっくりゆっくり。
受傷から1ヶ月が過ぎると、膝の可動域はどんどん広がっていきました。
わたしは幸いリハビリが大好きだったので、週に1回は行っていてその度に可動域を図測ってもらいました。90度まで曲がった日から3日後には115度、その1週間後には130度、さらに1週間後には140度…といったように変化が目に見えるのがとても楽しくて。
「わたしの脚、なかなか頑張ってるじゃないか(笑)」と。
140度曲がるようになったのは受傷から6週目のこと。
ぼちぼちトレーニングメニューにも飽きてきたころ…。この日から患足への荷重もOKになり、これまでのトレーニングに加えて①内転筋のトレーニング(膝を少し曲げたまま横に寝て脚の間にタオルなどを挟んで力を入れる)②リーチという動作(椅子に座ったまま右脚を一歩引いて体重を左脚にかける)など、メニューも豊富になりました。
また、外旋筋のトレーニングも積極的に取り入れるように。
深層外旋筋はいわゆるインナーマッスルで、イメージはお尻の外側にあります。ここを鍛えておくと、股関節まわりが安定して上半身や脚の筋肉が上手く使えるようになる大切な筋肉だそう!
そして、何よりも嬉しいのは、膝が140度も曲がるようになったので
\バイク解禁!/(歓喜)
PTの先生に「バイク漕いでみますか」と言われた時はもうニヤニヤMAX。解禁日はリハビリ室のインドアバイクで130wで15分(ケイデンス80くらい)漕ぎました。久しぶりの有酸素運動で汗だくになりましたが、とても気持ちよかったです。
この日から、自分のロードバイクにもローラーをセット。
自宅の廊下でも30分ほどバイクを漕ぐようになりました。
3月後半には、大好きなクロスカントリースキーも平地だけならゆっくり滑れるようになりました。受傷から7週目には15kmも滑りました。やはり心肺機能は落ちていて、心拍数は常に高くてアベレージは165bpm。これは仕方ないこと。
何よりも、もう二度と運動なんてできないんじゃないかとさえ思っていたので、回復していることを実感できてとても嬉しかった。
少しずつ少しずつ、自分の回復した姿がイメージできるようになっていきました。