受傷から4ヶ月が経ち、いよいよ手術
術後のリハビリがしっかりできる環境を確保するため、手術は東京の病院で行いました。
手術の前日からの入院で、これからの流れについて説明を受けたり、術後の固定装具を作ったり、荷物を出して環境を整えたりしました。大部屋の予定でしたが、病院側の都合でなんと個室が用意されておりビックリ!とってもラッキー!
翌朝一番での手術だったため、この日は19時から絶食、22時からは絶飲となりました。
入院前は仕事はピークの真っ只中で、帰宅は毎日23~24時になる日が続いていたので疲労困憊状態だったわたしは、不安で眠れない…なんてこともなく、久しぶりにゆっくりできる安堵感みたいなものもあり、個室だし他の患者さんを気にすることなくぐっすり眠りにつきました。
手術当日
そわそわして少し早く目が覚めてしまい、5時頃からゆっくり仕度。手術の3時間前から抗生物質と脱水予防の点滴開始。看護師さんに手術をする左脚にマジックで「L」とでっかく書かれました(笑)
髪の毛が邪魔になるらしくツインテールが決まりで、ちょっと恥ずかしい。さらば無傷(でもない)の左脚よ。
午前9時05分
看護師さんに「手術室の準備が整ったので移動しましょう」と声を掛けられ、腕につながれた点滴をコロコロ引いて自分で歩いてエレベーターへ向かいます。そこでママと笑顔で「じゃあね」と手を振り別れる。…ここへ来てもまだ実感がわかないけど少しドキドキ。
手術室に入り、執刀医の先生に「好きな音楽は?」と聞かれたので「なんでも」と答えると洋楽が流れ始め…それがEd Sheeranの「Shape of You」(笑)
…ノリノリッッ!!!
腰と腕から点滴で麻酔を入れていきます。腰に針を刺すのは激痛でした。だんだん視界がぼやけてきてぐるぐる回りだし、徐々に吐き気に襲われ…これまで落ち着いていたのに急に怖くなってしまい、涙がブワッと溢れてきて呼吸が乱れてしまいました。スタッフさんたちに布で涙を拭いてもらうも、気分が悪くてグッと目をつむる。
次に目を開けたのは病室のベットの上でした。
手術が終わり、担架で部屋に運ばれてきてベットに移されたようです。
脚には前日に作った固定装具がはめられ、アイシングの機械につながれていました。どっしりと重く、しびれて感覚もなかった気がします。
ぼんやりとした意識の中、入口の方から執刀医の先生の声がして「半月板は縫いませんでしたよ」と。それだけはハッキリ聞こえて「よかった」と返したのを覚えています。
手術内容の詳細はまた別で書こうと思いますが、半月板だけはMRIでも損傷具合がハッキリとは写らないようで「開いてみないと縫合が必要かどうかわからない」と言われていたのです。(半月板の縫合をしていたら復帰までの期間がプラス3ヶ月)
そこからは全身麻酔の副作用?が辛くて。
発熱で汗びっしょりで、なかなか麻酔が抜けず気分も悪くて一日ぐったり寝ていました。前日から何も食べていないけどお腹も空かず、水を飲むのがやっと。全身麻酔恐るべし。
そんな状態なので、「痛い」とか「ショック」とか落ち込む暇もありませんでしたが、ひとまず手術自体は無事に終了。
「何もやってあげられることがなかったよ」と言っていましたが、ママがずっとついていてくれたので心強かったです。一人ならもっと不安だったことでしょう。